(10)10億件のデータが教える算数・数学の学習法|効果的な学習時間

「算数・数学」の効果的な学習法について、人気の学習指導者・今木智隆氏が紹介する全12回の連載コラム。10回目は、効果的な学習時間についてご紹介します。

今木智隆(いまきともたか)
RISU Japan株式会社代表取締役。1979年京都府生まれ。東大寺学園中学校・高等学校、京都大学大学院エネルギー科学研究科修了。デジタルマーケティングのコンサルティングを経て、2014年RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した幼児から小学生向け算数教材で、のべ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーでもハイレベル層から、算数やAIの基礎知識を学びたいとオファーが殺到している。著書に『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』(2019年 文響社)。

皆さんは、子どもに週1時間効率的に勉強させるなら、週1回60分を選びますか?それとも週4回15分を選ぶでしょうか?

あるデータによると、同じ期間に同じだけの時間をかけて学習している子ども同士でも、学力の向上にはバラツキが見られるといいます。

では、勉強時間はきちんと確保しているのに、成績の伸びが今ひとつの子どもたちと、勉強した分だけ成績の向上につながっている子どもたちの差はどこにあるのでしょうか。

その答えの一つは「勉強時間の長さと回数」

勉強時間と進度をまとめたあるデータにおいて、「1回に長時間学習する、長時間型」「短い時間何度も勉強する、短時間型」を比較したところ、明らかに後者(短時間の勉強を何度もするタイプ)のほうが成績が伸びたのです。

短時間型と長時間型とを比べると、なんと10%も学習の進度に差が開きました。つまり、短時間型のほうが、長時間型よりも効率が良いといえます。

この効率の差について私は、おそらく、集中力の持続時間に関係しているのではないかと考えています。

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