(11)10億件のデータが教える算数・数学の学習法|算数の復習のポイント

「算数・数学」の効果的な学習法について、人気の学習指導者・今木智隆氏が紹介する全12回の連載コラム。

11回目は、算数の復習のポイントについてご紹介します。

今木智隆(いまきともたか)
RISU Japan株式会社代表取締役。1979年京都府生まれ。東大寺学園中学校・高等学校、京都大学大学院エネルギー科学研究科修了。デジタルマーケティングのコンサルティングを経て、2014年RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した幼児から小学生向け算数教材で、のべ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーでもハイレベル層から、算数やAIの基礎知識を学びたいとオファーが殺到している。著書に『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』(2019年 文響社)。

もし、皆さんが、子どもの算数の学習に不安を感じる時、

「もっと復習問題をさせなければ」

「ちゃんと総復習できてないからだ」

と考えるのではないでしょうか。

復習と総復習。なんだか、とても効果がありそうな、いい響きです。

たとえば、テストの点数が悪かったとしても、お子さんに、

「総復習をしているんだ」

と言われたら、ちょっとした安心感を覚えるのではないでしょうか。

しかしながら、子どもの学習において柱の一つとなっている「総復習」について、その効果は実は、微々たるもの。かかる時間の割には意味がない、と断言できます。

というのも子どもには「わかっている単元」と「わかっていない単元」があります。

総復習で、できるのはこの「わかっている単元」と「わかっていない単元」を見分ける、というだけなのです。何度も総復習をくり返しても学力はほとんど上がらず、その都度ただ「分かっている単元」と「分かっていない単元」が明らかになっているだけなのです。

よって総復習は、正解率そのものには意味がありません。

大事なのは、その総復習で間違えてしまった単元をきちんと確認させて、その単元まで戻って勉強させることです。

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